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EDM by Yasman
2014年5月14日, 7:29 AM
Filed under: yasman

僕が2月に、Hollywoodに行ったときのことだ。
本社に行くと、車で移動する間中、僕はKIIS FMと
いうトップ40チャンネルを大きめの音量でずっと
聴いている。

自分がトップ40好きということもあるが、今どう
なのかをすごく理解できるので、この習慣がやめ
られない。

まずは、予約したクラスの車を選ぶ。基本的には
アメ車を選択する。日本車だと、オーディオが
しょぼい気がしてしまうので、ここはアメリカ産。

そして、チューニングを合わせて、EQなどを確認
して、自分の好みに合わせる。日本では、絶対に
味わえない低域と空間を感じることができる。

今回は、EDM祭りのようなシーケンスだった。
ずっと、EDM。これほどまでにアメリカはEDMなのか
と実感させられた。

これだけ流れているとアーティストにもエンジニア
にも影響するだろうなと思った。曲作りや音作りに
表れているのだろうと感じた。

そもそも、LAに来たのはそれを感じるためだった
ので、ほっとしたのと同時に、これをもっと感じて
いたいと思った。その時に、4月のNAB行きを決めた。

多分もっと理解できるだろうし、また変わっている
かもしれない。アメリカは車社会で、特にLAは
車なにしはどこにも行けない。

その間はラジオを聴いていることが多いので、
それが生活に与える影響は大きい。そして、ヘビー
ローテーションとい言葉の意味が日本とは違って
洗脳のようにかかりまくる。

とにかく1時間に何回も聴く。1日の終わりには頭に
残る。それが毎日だと自然に染み込む。それが
モノづくりに影響することは自然なことだと思う。

だから、自分も染み込ませて邦楽と交わりたいと
思う。僕は、せっかく日本にいるのだから、今の
日本の感じと、身体に溶け込んだ感じを上手く
調和させて仕上げるように努力したい。

そう思いながら成田に着き、そのままスタジオに
行き、シングルを仕上げた。やはり少し行き過ぎ
たようで、後日やり直しを喰らってしまったが、
結果、オリコン9位に入る。

彼らにとってヒット作となった。サウンドに何か
あったからヒットしたとは思っていない。売れる
ときはすべての要因が一つになる必要がある。

セッションでの会話や、やり直したことによる会話、
そこから導かれるマンパワーがプロモーションの
力を生み、そのヒットの要因になると思っている。

僕は、いつもマスタリングの必要性は商品を作って
いるという輪が出来上がることだと思っている。

制作者全員が商品のという作品から生まれた形を
意識することが大切だと理解している。作品で
終わらせるならば、マスタリングなんていらない。
商品としてのワクワクが、なければならない。

そして、また意識を高めるためにNABに出発した。
NABは、ラスベガスで開かれる一番大きな放送機器
展だ。

10万人以上が訪れるこの展示会には、新しい製品や
ソフト技術が発表される。今年は、より各社が
棲み分けを無くし、いろいろな分野に製品を持って
来た感じに受け取れた。

いまや、Black Magicは、SD/HD用のカードを売って
いる会社ではなく、4KカメラからDa Vinchといった
映像編集カラコレソフトまでを扱う会社になった。

レンタルサーバも多くブースを作り、AKAMAIや
AMAZONといった、今までブースも持つことがなかった
会社が出展していた。

AVIDは、AVID everywhereというコンセプトを持って
cloud化を一気に進めた。そして、media composerと
PROTOOLSをより身近なものにし、作業効率の活性化を
強調していた。

中でも、Will Fileのパネルは興味深かった。
JJ.エイプラムスのサウンドデザイナーとして活躍する
彼は、AVID Cloudをこのように語っていた。

「Avid Cloudがないと、JJとの仕事は進まない。」
僕は、Avidの宣伝マンではないので、Avid Cloudは
どうでもよいのだが、仕事の進め方は素晴らしいと
思ったし、多分、映像のサウンドクリエイトという
意味では、日本は太刀打ちできないだろう。

「まずJJから、ここを直したいというアイデアを
電話でもらう。そして、それに携わる僕のチームが
一斉にCloud上のファイルにアクセスして作業する。
僕はたまに音楽のミキシングもするが、大抵は
みんなが作業したのをまとめていく。」

「そして出来上がったら、すぐJJに電話を入れ、
確認してもらう。彼は忙しい。それでも沢山の
アイデアを出してくる。それがスムーズに対応できな
いとアイデアが忙しさに埋もれて死んでしまうんだ。」

スゴイ。アメリカの映画の音響は、いまやそう
やって作られているのか。だから、あのクオリティが
出来上がるのかと感心した。

音楽が、Avid Cloudを使うときは来るのだろうか。
いま実際に、ライブのミックスが終わるのを待って
いる状態だ。

こんな時に、Cloudがあれば、同時にマスタリングが
できるのにと思ったりする。コストが見合えば、
これから新しい扉を開くことになるかもしれない。

そして、ラスベガスは大きく変化していた。昔は、
カジノとショーと派手なホテルが立ち並び、もっぱら
それを楽しむ人達と観光客で盛り上がっていた。

それが、いまやどうだ。EDMだ。どのホテルも、EDM
ルームを持ち、有名なDJを呼んでいる。MGMや、Wynn、
Mandalay Bayといった有名どころは、David Guettaや、
Calvin Harris, Avicii といったDJが毎日のように
回している。

イリュージュンで有名なディビット・カッパーフィー
ルドが、とても大きいビルボードをMGMのホテルに
かかげるが、これと同じサイズのCalvin Harrisの
ビルボードが並ぶ。

こういった人達が、普通にプールサイドで昼間に回し、
夜はEDMのクラブルームで回すのだ。そこに、若い
人達が集まりパーティーが開かれ、カジノをして、
部屋に泊まる。お金が回る。

エンテーティメントのビジネスモデルが出来上がって
いた。こうやってお金が動きだすと、そこに投資する
人が現れて、よりヒットを作り出す。

これは、これからもっと形を変えてムーブメントと
して流れていくと思う。日本では、EDMは流行らないとか
通り過ぎるという人がいるが、僕はそんなことはない
と思っている。

音楽が流行る、ヒットするというのは曲や音楽性だけの
話ではない。そこにビジネスといった、お金が
循環するシステムが組み込まれないと始まらない。

そのビジネスモデルが出来上がるまでにあと1,2年は
要するだろうと思う。そして驚く世界感が広がる。
なかには、EDMは終わったという人もいるが、いったい
何を聴いてそう思うのだろうか。不思議だ。

これから何回「SUMMER」聴くのだろうか。

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