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なんつーさん by Yasman
2013年5月2日, 12:00 AM
Filed under: yasman

4月の半ばにNABに行くことにしたので、LGYankeesのなんつー(DJ No.2)さんを誘ってみた。スケジュールが合うということで、ご一緒することになった。

なんつーさんは大陸が初めてだというので、これは本人に刺激になるし、彼の創作に影響するだろうと思ったので、いい旅になると思った。

せっかくのLAとベガスなので、若い人には感じてもらいたい。アメリカと日本の音楽制作の違いまで感じたり体験したりはできないだろうが、見て、感じることで、少しでも体験の積み重ねになると感じることが大切だ。

そしてタイミングのいいことに、Staple Centerでリアーナのライブもあった。ベガスでもリアーナ公演を見ることができたのだけど、ベガスではNew Orderを観ることにしてみた。

別のジャンルと気違いじみた街の人種の溶け込みを感じられるのではないかと思った。僕は、多くを20代で経験することができた。それは今では宝だし、是非若い人たちには「こういうことなんた。」を増やしてもらいたい。

当時は金もなかったので、ベガスまではボロボロのマツダファミリアでいったものだ。サーカス・サーカスの駐車場で一晩過ごし、賭ける金もないので雰囲気を楽しんだ。カジノに一歩足を踏み入れるのも怖かった。

誰かに連れていかれることがなく、自分自身でいろいろとこなしてきた自分には、誰かのケアーをするということがすごく苦手だし、「報・連・相」を全く行わない。 自分で何故出来ないのかが分からないのだ。

どこまで、どうケアーするという、さじ加減が分からない。いまの子たちは、ポンっと放り込まれることに慣れてはいない。その分、今回はなんつーさんの人柄に助けられたと思う。なんつーさんでなければ、ギクシャクしていただろう。

そして、なんつーさんにも大きな経験になったと思うし、次回は一人で来ようと思ってもらえれば最高だ。何かのCMではないが、PRICELESSは一歩体験することから生まれる。

今でも思い出すのが、当時自分が路頭に迷ったときに、無償で手を差し伸べてくれた人たちの言葉だ。「Give and Take」が基本だと思っていた僕は、「どうしてそんなにしてくれるのか? 何も返せないです。」と尋ねたことがある。

返ってきた言葉は、「君も、若い世代にそうすればよい。それが恩返しだ。」だった。今はロスを離れてしまい、渡米する若い世代に何も出来ないが、こうして自分が経験したことを少しでも伝えられればいいなと思う。

今回、なんつーさんがどれだけ感じてくれたか分からないが、すごく楽しんでくれたと思う。リアーナのライブも最高だった。心に触れるものがあった。

全くMCもなく、どんどんと歌い続ける彼女は最後に、「Shut, I hate… this moment, to say good bye and this is last song….」なんだか、彼女らしさが伝わるよい感じだった。

アンコールでは「Stay」と「Diamonds」を歌い上げ、素晴らしいライブだった。なんつーさんも、ライブに興奮して、「うるっときました」と言っていた。

なんつーさんもせっかく来たのでスタジオも見たいだろうと思い、Larrabee Sound Studiosにスタジオツアーを頼んでおいた。タイミングがよければMannyもいるだろうし、ランチでもできるだろうと思っていた。

11時にLarrabeeに行き、マネージャーのAmyにスタジオを案内してもらった。Mannyは2時過ぎに来るらしく、あいにくランチはできそうにない。なんつーさんは、あこがれのLarrabeeだったので、興奮してスタジオの写真を撮りまくっていた。

Amyは以前、Record Plantにいたらしく、「何年頃?」と聞いたら、「95年ごろ」と言うから「じゃ、会っていたね」なんて話をしながら、スタジオめぐりをした。

ちなみに、このスタジオツアーというのは、スタジオを使いたいと思っている人がスタジオを見て回れるシステムだ。どういったアーティストで、どういった仕事をしているのかを伝えれば、たいていのスタジオは受け入れてくれるはずだ。

まぁ、音が聴けるわけではないので、なんとなく雰囲気を見る感じなのだけど、初めての人にはやはりインパクトが強いのだろう。やはりLarrabeeは、HIPHOPやR&Bにとっては聖地だ。

そして、ハリウッドの本社に移動して、いつものルーティンを過ごした。なんつーさんには、ディスクカッティングの現場などを案内した。

8日から行われているNABに合わせて、AVIDがPROTOOLS11を発表したので、10日からNABに行くのが楽しみだったが、あいにく某レコード会社のCEOとのミィーティングが入ってしまった。

飛行機の手配をすべて変えて、ホテルの手続きなども変更した。なんつーさんにどうしても先に行ってもらわないといけなくなったので、少しの不安を覚えながら、「もしホテルにチェックインできなければ、僕に電話して」と話し、なんつーさんを送り出した。

ホテルは予約を入れた人の身分証明やクレジットカードがなければ、チェックインができないのが常識だ。通常のホテルならばよいのだが、ラスベガスは予約を無くしてしまうと次の予約が取れるかわからない。

だから、大丈夫かなと思いながらいたが、案の定、なんつーさんから電話が入り「チェックイン」できないとのことだった。事情を話し、どうすればよいかを聞いて指示に従い、予約の変更をNABに行ってもらいチェックインを済ませた。

「うーん、これは普通では難しいかな。」と思いながら対応した。僕はもう一泊ロスに滞在して、思いもよらないミィーティングを経験することになる。

そして、久しぶりにベガス入りした僕は、ワクワクくんだった。当時建設中だったCOSMOPOLITANなどもできあがって、より一層、クレージーさが増していた。

ここはホテル巡りだけで、丸一日かかる。僕のお気に入りは、長年「Paris」だ。なんといっても、パンがうまい。アメリカで白米を期待することは無理だけど、美味しいパンであればありつける。

僕は結局ミィーティングのせいで、NABには行けずPROTOOLS11は見ることができなかった。64bitのファイルを持ち込まれるのはいつになるのか、どれぐらいで対応を迫られるのだろう。

未だに32bitが多いわけではないので、まだまだ先のような気もする。楽しみが無くなって、少し残念。でもベガス、まさか本物を見ることはないだろうと思っていた「new order」。

なんだか20年前に見たかった気もしたが、それはそれでよかった。ホテルの屋上に特設されたプールのあるステージでのパフォーマンスは雰囲気も違い、格別だった。

そんなふうにラスベガスを2日間過ごし、ホテルをチェックアウトして、なんつーさんとマッカラン空港まで向かった。僕は8時の飛行機だったが、なんつーさんは6時の飛行機だった。

僕は一回スケジュールを変えているので、どうせ揉めるので時間がかかるだろうなと思っていた。案の定、時間を取られてしまった。それなりに時間の余裕を持って行ったはずだった。

「なんつーさんは、ゲートを通れたかな」と思っていたら目の前になんつーさんの姿が。「げっ。」なんでいるの? なんていい人なんだろう。「なんつーさん、飛行機に間に合わないよ。急ごう。」とゲートに向かい、セキュリティーチェックを受けて、「じぁ、僕先に行きます。」と駆けていった。

幸い、マッカランの滑走路が1本しか動いていなかった為に、全便遅れるという事態になり、無事になんつーさんは飛行機に乗れたようだった。本当によかった。これも僕の「報・連・相」が少ないからか。むずかしーい。

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